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高級注文住宅でのトラブル発生時に対応が不誠実な業者について、HOP石出和博会長のもとへ寄せられた相談をご紹介します。
A.住まいを商品としてしか見ていない業者の典型的なパターンです。実に情けないことですが、いわゆる悪徳業者や、そこまでいかなくてもこうした怠慢な業者や、施主のことよりも自社の利益を優先する業者が少なからず存在するというのも、建築業界の実情なのです。
言うまでもなく、住宅というものはオーナーさまとそのご家族が、ずっと暮らしていく場所です。雨漏りに限らず、何かしらのトラブルが発生した場合、すぐに修繕や問題解決を行って欲しいと思うのは当然のことですね。さもなければ、たちまち生活に制約や不便が課せられてしまいます。
では、なぜ、不誠実な業者というのは、そうしたことに怠慢な対応を行うのでしょうか?端的に言ってしまいますと、そうした手合いにとって、住宅は利益を上げるための商品でしかないからです。
それこそ、建てたら終わり、売ったら終わりで、その後はどうなろうと知ったことではないというのが本音なのでしょう。責任保証が課せられているために無視はできないので、渋々対応しているにすぎないのです。
さらに、もっと呆れた業者になると、保証期間が過ぎたタイミングに合わせ突然点検に訪れ、修繕が必要と力説するという手口を使ってきます。
以上のような業者に出会わないためには、良い業者の見極めはもちろんですが、それ以上に重要なこととして、オーナーの方もできる範囲で、住宅に関する知識を深めておくことが大切です。
偽物やインチキを見抜くことができるようになり、また、ご自分が本当に望む家というものがどのようなものかが、より明確になるはず。それこそ業者の口車に乗せられ、不要な装備を設置してしまうといったことも回避できるようになるでしょう。