Vol.5 北海道A邸「曲線の石壁が人を誘う木の温もりを感じる家」

平屋の和モダン住宅というイメージから始まり、HOPの住まいを見るなかで曲線を使った外観・内装を持つ家に憧れを抱くようになりました。

外壁と塀が融合した、ゆったりとしたアプローチから内部へと入っていくようなイメージ。木の温もりを感じる外観と内装。また、多く収集している備前焼を飾れる場所。そして誰が見ても、来ても"素晴らしい"と感じるハイセンスな邸宅というのが、要望でした。

1階正面の庇を開口の幅いっぱいに確保することで水平線を強調した構成にするとともに、石積みの曲面壁が外部から内部までを貫き、地続きに連続させる構成を考えました。

ゆったりと設けたアプローチから玄関越しに和室を見せることで、大らかでありつつ重厚感があり、格調高い構えをもつファサードプランとし、オーナーが希望されたハイセンスな空間を演出しようと思いました。

奥行きのあるリビングには、ハイサイドライトからの自然光を取り込む窓を配置し、曲面壁をライティングするとともに、LDKから連続するようにテラスを設けるプランニングとしています。