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オール電化の電磁波が気になります

ここでは、HOP石出和博会長に、高級注文住宅でオール電化にした場合、電磁波の心配はないのかという質問に回答いただいています。

Q.新築一戸建ての建築を予定しています。火災のリスクの低さや光熱費の一本化を考え、オール電化を検討していましたが、電磁波が身体に悪影響を及ぼすとの記事を見かけ、目に見えない分、とても不安になってしまいました。対処方法などはあるのでしょうか?
オール電化

A. 電化製品はすべて、できる限り身体から離して使用するのが鉄則です。

まず誤解のないように申し上げておきますと、電磁波というものはご自宅がオール電化か否かにかかわらず、すべての電化製品から発生します。またスマートフォンやWi-Fiなど、電波が行き交う場所でも同様です。つまり、現代人が生活する上で、電磁波の影響を全く受けないようにするのはほぼ不可能ですが、普段から意識しておくべきこととして、そうした機器はできるだけ身体から離して使用するというのが大切です。

例えば、家電製品の中でも、電磁波を強く発生させるのは、電子レンジや電気炊飯器、電気掃除機、洗濯機などが筆頭格です。ただし、これらは身体から40センチ程度離して、また短時間使用している分には、さほど心配ないとされています。

一方、オール電化の住宅でカスコンロに代わる機器として用いられるIHクッキングヒーターは、電気で強い磁場を発生させ、それを熱に変換するという仕組み(電子レンジも仕組み的には同じです)。当然、電磁波を発生させますので、なるべく離れる、なるべく短時間で済ますというのが、他の電化製品以上に重要になってきます。

IHクッキングヒーターは、どの位の電磁波を発生する?

参考までに、IHクッキングヒーターの電磁波を測定した数値をご紹介します。2kWの器具の場合、20センチ離れたところで12.0ミリガウス、40センチ離れた位置では3.6ミリガウス。3kWの大カロリー器具になると20センチで32.1ミリガウス、40センチで6.3ミリガウスでした。

なお、日本において国立環境研究所と国立がんセンターの研究により、4ミリガウス以上の電磁波は小児白血病や小児脳腫瘍の発生リスクを高めるというデータが公表されていますが、それ以上のことはまだまだ研究途中のようです。

以上を総合しますと、身の回りにある電化製品は、どの位の電磁波を発生させているのかをきちんと知り、その上で、なるべく離れる、なるべく短時間で済ますことが大切です。また、こうした事実をキチンと理解した上で、ご自宅に導入するか否かを判断するといったことが大切になってきます。

札幌を本拠地とし、評判の高い高級注文住宅を多数手がけるハウジングオペレーションアーキテクツ(HOP)。
HOPは、天然素材・国産材を用いるこだわりや、独自の木材流通システムの確立、そして施主の評判の高い家づくりなどで、注目を集める建築事務所です。
日本のみならず、外国からもオファーが寄せられる評判の高さ。HOPの源となっている理念が、HOP石出和博会長の著書『美しい日本の邸宅』で紹介されています。

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