藤沢市の南部にある「鵠沼」は、多くの文化人が訪れた別荘文化に触れることができる、神奈川県を代表する高級住宅街です。日本のサーフィンやビーチバレーの発祥の地と言われている鵠沼海岸もあり、毎年多くの観光客が訪れています。今回は、そんな「鵠沼」の特徴、魅力、また地価などを調べてみました。
この高級注文住宅を建てた
ハウジングオペレーションアーキテクツ(HOP)
について
神奈川県藤沢市、湘南海岸もある街として知られる「鵠沼」。かつて地域に多く存在した沼地に、鵠(白鳥の古名)多くが訪れていたことからついた地名に、自然の豊かさと歴史の趣を感じることができます。
そんな鵠沼の街は、明治時代に別荘地として開発されることから始まりました。別荘宿を利用してきたのは、芥川龍之介、川端康成、与謝野晶子といった名だたる文豪たちです。その後、大正期に発生した関東大震災からの復興や再建にともない、鵠沼は高級住宅街として姿を変えて発展してきました。その美しい街並みは現在にも受け継がれており、「かながわのまちなみ100選」に選ばれる(1987年に選定)※など、お屋敷が立ち並ぶ別荘文化を感じることができる、風情ある雰囲気が人気を博しています。
気候は年間を通じて温暖。湘南海岸には、江ノ島をすぐ近くに眺めることができるなど、風光明媚な松林が広がっています。また、サーフィンをはじめとするマリンスポーツも有名で、毎年、夏場にかけて多くの観光客やサーファーが訪れています。とりわけ「鵠沼海岸」は日本のサーフィン、ビーチバレーの発祥の地と言われるほど有名なスポット。多くのサーファーが集まり、湘南ビーチの中心地としても親しまれています。海辺に続く明るい雰囲気の商店街も人気です。地域で暮らす人々のオープンで明るいコミュニティに触れることができます。
※参照元:ウィキペディア(https://ja.wikipedia.org/wiki/かながわのまちなみ100選)
藤沢市の鵠沼地区の坪単価は、2021年時点での調査で、1坪あたり平均85万4672円/坪(地価平均値25万8538円/m2)※となっています。変動率としては、前年から-0.45%と下降傾向※にあります。エリアで最も地価が高い住所は「藤沢市鵠沼石上1-7-4」で、地価は63万6000円/m2※になっています。そのほか鵠沼エリアの地価ランキング上位は、「藤沢駅」中心部によって占められており、一帯はエリア内で特に値段が高い場所になっています。
※参照元:土地代データ(2021年)(https://tochidai.info/area/kugenuma/)
鵠沼は古くから文化人に愛されてきた地域でした。鵠沼海岸に建造された代表的な旅館のなかに「東屋」がありますが、こちらには谷崎潤一郎や志賀直哉、武者小路実篤、与謝野晶子、芥川龍之介といった日本文学の歴史に名を残す文豪たちが多く逗留しては、執筆活動をしていた、まさに明治から昭和にかけての文化人の社交施設だったのです。
そんな鵠沼は、日本のマリンレジャーのメッカとしても有名。日本のサーフィンやビーチバレー発祥の地と言われ、現在も夏場には多くのサーファーや海水浴客が訪れています。鵠沼が多くのサーファーから高い人気を誇る理由は、サーフィンに適した良質な波が打ち寄せるため。ハイレベルなサーフィンを楽しむことができると、有名なサーファーが鵠沼を自らの活動拠点としています。
そんな別荘文化とマリンレジャーが同居する鵠沼は、文化の薫り高い高級住宅街としての歴史を持ち、海辺の景勝地と穏やかな気候が自慢です。神奈川県では地域を「鵠沼風致地区」と定め、旧別荘地の風情ある街並みを保全する政策を行っています。住民もまた高い教養を持ち、行政と一丸になって鵠沼ブランドを守っています。
鵠沼エリアは「海辺にある落ち着いた住宅街」として知られており、比較的成果水準の高い裕福な層が住んでいるため町全体に清潔感があり治安がいいのが魅力です。夜間営業の飲食店や居酒屋といった店舗も数が限られており、酔っ払い客によるトラブルの被害もそう多くありません。自転車の窃盗のような軽微な犯罪が月に数件報告される程度で、傷害事件や凶悪犯罪は極めて少ないようです。駅の周辺エリアである「本鵠沼町」や「鵠沼桜が岡町」については、路上に自転車放置をしない意識を持つようにしましょう。
また場所によっては人口が少なく、夜間は駅前や住宅街であっても人通りが少なくなってしまうケースがあります。仕事帰りや塾帰りなど夜間に外を歩く場合は家族が送り迎えをしたり、できるだけ明るいエリアを選んだりすることをお勧めします。
夏場はサーフィンやマリンスポーツを目的に全国から人が集まって賑わうエリアであるため、羽目を外してしまう人、一部マナーを守れない人が現れる場合も。シーズンによっては地元民でない人とのトラブルに注意してください。
鵠沼エリアは古くから子育て世代が多いエリアで、幼稚園や小学校、中学校、高校など教育機関が充実しているのが特徴です。教育に対する住民の意識も高く、官民一体で子どもの教育環境の整備に取り組んでいる点が魅力的。特に藤沢駅周辺は補習塾や進学塾が数多くあるため、子どもの学習のフォローもしやすいでしょう。湘南学園や湘南白百合などの私立学校もエリア内にあり、教育環境に関しては恵まれていると言えます。
また鵠沼が位置する藤沢市では、小学生の医療費が控除されたり、図書館や公共施設が複数設置されていたりと、幼い子どもを育てている世帯にとってありがたい制度も整っています。
鵠沼は落ち着いた住宅エリアであるため、大型商業施設やショッピング客向けのお店は多くありません。ショッピングを楽しみたい場合は辻堂駅周辺まで足を延ばします。スーパーやコンビニ、ドラッグストアといった生活必需品がそろう店や地元商店街、ファミレス・カフェのような飲食店は生活に不足ない程度に揃っているので、特別不便ということは無いでしょう。
海辺の街のイメージにぴったりの、海の食材を使った飲食店や、個人が営むおしゃれなカフェ・レストランもあり、隠れ家的お店を探す楽しみ方も。ただ、深夜まで営業しているような店は限られています。
新宿に向かう電車でも朝から空いていて座れる。終電も藤沢駅でJR東海道線の最終に接続されるので、都内で遅くまで飲んでいても大丈夫です。駅前には商店街があり、買い物も便利です。美味しいパン屋さんや食事のできる店、スーパーなどがあります。
引用元:マンションレビュー(https://www.mansion-review.jp/station/2500216/review.html)
鵠沼海岸駅はその名の通り、海の近くにある駅です。湘南海岸公園や辻堂海浜公園が近く、駅周辺では海のある生活ができます。駅前には相鉄ローゼンがありますが、藤沢駅まで2駅で距離的にも近いので、藤沢駅前の百貨店やイトーヨーカドーをはじめとする大型商業施設を気軽に利用できます。
引用元:マンションレビュー(https://www.mansion-review.jp/station/2500216/review.html)
改札口を出た目の前から、個性的な商店が並んでいる。道が非常に狭いので、車が入りづらく、歩行者にはとてもよい。歩道はないが平坦。終点片瀬江ノ島駅からひとつ手前なので、上り下りとも日中は混雑は少なめ。上り二駅目が藤沢駅なので、快速急行に乗り換えて新宿、東海道線乗り換えで横浜、東京、新宿、上野などアクセスは良い。
引用元:マンションレビュー(https://www.mansion-review.jp/station/2500216/review.html)
空気が綺麗でのんびりしています。海にも近く休みの日に仕事ととのオンオフをしっかりつけられてリフレッシュできます。
引用元:スマイティ(https://sumaity.com/town/kanagawa/fujisawa/kugenuma-eki/review/)
街全体がアットホーム。老人達がとても住みやすい環境作りをしている。夏場は活気があって四季で様々な一面を垣間見れる。
引用元:スマイティ(https://sumaity.com/town/kanagawa/fujisawa/kugenuma-eki/review/)
鵠沼エリアは湘南海岸があり、自然を身近に感じられる落ち着いた雰囲気が魅力のエリアです。スーパーやコンビニ、ドラッグストア、警察署や病院、銀行など、生活に必要な施設がエリア内にあるため、生活していくうえで不便なことはありません。多くの海水浴客や観光客が訪れるためおしゃれなカフェやレストランが立ち並んでおり、どこか生活感のないような雰囲気も鵠沼エリアの魅力の一つと言えるでしょう。都心へ行くためには藤沢駅で乗り換えなければいけませんが、約1時間前後で移動できるため、利便性の高いベッドタウンと言えそうです。
札幌を本拠地とし、評判の高い高級注文住宅を多数手がけるハウジングオペレーションアーキテクツ(HOP)。
HOPは、天然素材・国産材を用いるこだわりや、独自の木材流通システムの確立、そして施主の評判の高い家づくりなどで、注目を集める建築事務所です。
日本のみならず、外国からもオファーが寄せられる評判の高さ。HOPの源となっている理念が、HOP石出和博会長の著書『美しい日本の邸宅』で紹介されています。