観光地として人気と知名度の高い鎌倉。歴史や自然を感じさせる場所であることから、別荘として高級住宅を構える人々も多いようです。鎌倉の人口数や坪単価、地域の特性についてご紹介します。
19世紀のフランス・パリで主流となっていた、石造りの建築群を彷彿とさせるデザインです。木目の床や天板、梁、柱、建具をふんだんに散りばめ、HOPらしさが際立っていますね。
この高級注文住宅を建てた
ハウジングオペレーションアーキテクツ(HOP)
について
鎌倉幕府は、日本史の勉強で誰もが耳にしたことがある名前でしょう。源頼朝が日本初の武家政権を打ち立て幕府を開いた土地として鎌倉は有名です。
また、幕府が開かれるずっと前の縄文時代から、人々が生活していたそうです。山と海に囲まれているだけでなく、高台があるため敵に狙われにくいことから、古代の人々にとって暮らしやすかったのではないかと推測されています。
源頼朝もこの地形が敵からの攻撃にも強いと考え、幕府を開いたとも言われています。当時、日本政治を始め、文化の成長や外国との交流など、様々な面で日本を発展させた中心地でした。その名残りなのか、現在でも発掘調査において鎌倉時代の文化財や縄文土器、弥生土器と貴重なものが発見されているそうです。
観光地として人気を誇る鎌倉は、なんと江戸時代からすでに観光スポットとして注目を浴びていたのだとか。そんな歴史ある鎌倉の2019年4月時点での人口数は約172,321人、世帯数は74,622世帯※。今も昔も変わらず大勢の人が住んでいます。
※参照元:鎌倉市公式HP[PDF](https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/soumu/toukei/documents/jinkou3104.pdf)
2020年時点での鎌倉の坪単価は、76万6240円/坪※です。2018年からの変動率は+0.06%と上昇の傾向を見せています。最も平均坪単価が高いのが和田塚の113万5537円/坪、低いのが今泉台の38万6776円/坪です。
鎌倉エリアは江ノ島電鉄線を中心にJ東海道本線、JR京浜東北線、湘南新宿ライン、JR横須賀線などとても利便性が高いのが特徴。なかでも、江ノ島電鉄線の駅までの距離が短ければ短いほど、地価が高い傾向にあります。
明治22年にJR横須賀線が開通しました。政治家、財界人、文化人などが避暑地として鎌倉に足を機会が増加。それに伴い、高級住宅地を含む別荘が、多く建てられたそうです。
※参照元:土地代データ(https://tochidai.info/kanagawa/kamakura/)
鎌倉は四季折々の変化を濃く感じられる、自然豊かな街です。緑豊かなおかげで8月の平均気温は27度と夏でも快適に過ごせることから、避暑のため別荘を建てる人も。海にも囲まれているためマリンスポーツも人気を博しています。
さらに、山と海に恵まれた鎌倉では、地元農家や漁協によって、新鮮な野菜や魚介類が手に入ります。地元民だけではなく、遠方から買い物にやってくる人も大勢いるようです。山と海の幸をいかした料理を楽しめます。
古民家や風情漂う物件が残されているのも魅力の1つです。鎌倉に住む人々は「今の景観があるからこそ鎌倉」という強い意識があります。昔ながらの美しさや街並みを残すため建築制限を設けているのも特徴。古民家は定期的にメンテナンスを行っているとのこと。
また、ゴミのリサイクル率も47.6%と全国平均の20.3%と比べて非常に高いことから、環境問題にも力を入れていることが分かります。 高級住宅地としての有名な鎌倉は、豊富な自然と利便性の高さを併せ持つ場所なのです。
観光地としても人気の鎌倉は、一年を通して国内外から数多くの人が訪れるエリアです。犯罪認知件数は高くなく、基本的に「治安が良いエリア」と考えられています。そのため小さな子どもがいる家庭や若い女性であっても、安心して住みやすい地域であるといえるでしょう。
ただし、観光客も多い人気のエリアだからこそ、サマーシーズンや時間帯によっては酔っ払いや興奮した若者などによるトラブルが発生することも。その点は、他の地区より警戒が必要かもしれません。
繁華街や駅周辺、飲食店などに近づく場合は時間帯や季節を考え、トラブルに巻き込まれないよう注意する必要があります。ただこの辺りに関してはどこの地域に住むにしても必要な防犯意識ですので、特別な警戒が必要というわけではありません。また夏場の海沿いでは周辺住民でなく、外から来た若者が騒いでいることもあります。見知らぬ人の集団には近づかないようにしましょう。
なお鎌倉駅の近くには駅前交番もあり、トラブルが多くなると予想される時期には警察官も意識して防犯活動を行ってくれています。
参照元:神奈川県警察|令和2年確定値 刑法犯 罪名別市区町村別 認知件数(https://www.police.pref.kanagawa.jp/pdf/c0030_42.pdf)
歴史的価値の高い鎌倉は全体的に落ち着いた雰囲気がありますが、実は教育環境も充実しているエリアです。
数多くの公立小中学校や私立小中学校、国立大学付属の小中学校などがあり、さらに高校も公立と私立で複数点在。その他、鎌倉女子大学・短期大学部もあります。
加えて鎌倉市では複数の就学支援制度や奨学金制度が利用できるのも重要なポイントです。
鎌倉市が用意している制度として、小中学校に就学中の子供と保護者を対象とした「就学援助制度」や、高校に就学中の子供や保護者を対象とした「高等学校等就学援助金」などが設けられており、所得など一部の条件を満たせば援助金を受け取れます。
参照元:鎌倉市公式サイト|学費支援制度について(https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/gakumu/gakuhishien.html)
鎌倉駅の東側にある「小町通り」は多くの観光客でにぎわうスポットであり、観光客や若者に人気の店舗や飲食店が複数点在しています。
地元民が普段使いできるスーパーマーケットとして「東急ストア」や「ユニオン鎌倉」、さらに高級食材などを取り扱う「もとまちユニオン」などがあり、ニーズに合わせて買い物場所を選べるでしょう。その他セレブ向けのお店として「紀伊國屋鎌倉店」も人気があります。
鎌倉市内にある大船駅では、駅ビル「大船ルミネウィング」のような複合施設や、ユニクロや無印良品といった全国的に知名度の高いお店があり、週末のショッピングを楽しみたい人に愛されています。地元民との交流を楽しみたい買い物客は、下町風情が漂う「大船仲通商店街」を利用してみるのも良いでしょう。
我が家の子どもは喘息持ちなのですが、鎌倉は空気が綺麗なため比較的安心で、学校も通いやすく便利な街です。海や公園、山など自然も豊かで、夏になると鶴岡八幡宮の紫陽花や夏祭りを楽しみにしています。
参照元:スマイティ(https://sumaity.com/town/kanagawa/kamakura/review/)
観光地なので外から来た人に対して親切にする土地柄ですが、それ以上に地元民同士が仲良くしており、ずっと鎌倉に暮らしている人でも歩いていて楽しい発見がいくつもあります。昔から住んでいる地主さんや高齢者も多く、介護環境についても充実している街です。
参照元:スマイティ(https://sumaity.com/town/kanagawa/kamakura/review/)
鎌倉エリアは観光地のためさまざまな電車が走っており、移動するのには困りません。玄関口となる鎌倉駅は利用者が多く、周辺の施設が充実しているのも魅力的です。駅近くで買い物や外食を済ませられるので、生活に困ることはないでしょう。また県内でも有数の進学校が集まっているため、教育に力を入れたい家庭にはおすすめのエリアです。海や山など自然が多いのはもちろんのこと、文化遺産も多いため、社会面の勉強にも役立つことでしょう。
札幌を本拠地とし、評判の高い高級注文住宅を多数手がけるハウジングオペレーションアーキテクツ(HOP)。
HOPは、天然素材・国産材を用いるこだわりや、独自の木材流通システムの確立、そして施主の評判の高い家づくりなどで、注目を集める建築事務所です。
日本のみならず、外国からもオファーが寄せられる評判の高さ。HOPの源となっている理念が、HOP石出和博会長の著書『美しい日本の邸宅』で紹介されています。