こちらではHOPが手がけた高級住宅のなかから、子供部屋にこだわった家の事例を取り上げてご紹介していきます。
お子さんの誕生や成長に合わせて、あるいは進学などのタイミングに合わせて。マンションなどの賃貸住宅住まいから、あるいは古くなった持ち家から、新築の一戸建てへの住み替えを決断する理由として多いのは、そうしたお子さんに関する事情ではないでしょうか。
とりわけ昨今では、情操教育などの観点により、子供とどう接するのか、子供部屋をどのように構成するのか、アイデアや趣向を凝らした家づくりが注目されています。
オーナーはどのような願いや希望を込めたのか、HOPはどのように応えたのか、事例をみていきましょう。
こちらはまるで近未来を舞台とした映画に出てくるかのような雰囲気が漂うお宅。外観も内壁も同じ素材を使用して同色塗りとし、さらには家具や建具などもすべて同系色で揃えるというこだわり。
その上で、リビングや階段には大型開口部を設け、自然光の取り入れが工夫されています。依頼者の方の美意識とこだわりを、HOPが具現化して完成させたのだそうです。
一方、そんな統一感ある雰囲気をガラリと変えているのが、2つある子供部屋。それぞれ赤とピンク、グリーンとブルーをモチーフとしたビビットな色づかいとしているのは、奥様のアイデアをベースに仕上げたもの。家全体がグレーのモノトーンでコーディネイトされている分、一層コントラストが際立っています。
木の風合いを得意とするHOPが手がけた物件としては、ある意味「らしくない」ようにも思えますが、逆から見れば、こうした木をメインに打ち出さない物件でも、非凡なセンスを発揮しているのがさすがです。
そして子供部屋で発揮されている遊び心も、思わず笑みがこぼれてしまいます。
こちらは国内でも有数のスキーリゾートとして知られるニセコにHOPが手がけた宿泊施設になります。
「大人の為の憩いの場」をコンセプトに、宿泊者をおもてなしするという依頼を受けたもの。HOPは、温かみのある自然素材にこだわり、宿泊部屋やラウンジ、テラスなどを仕上げています。
一方で、お子さん連れの宿泊者を考慮して設けられている子供の遊び場は、雰囲気をガラリと変えています。
白壁をメインに、カラフルな色づかいでポップに仕上げた戸棚には、テレビゲームやボードゲーム、絵本などがズラリ。大型のサッカーゲームも備え、ソファーもパステル調のブルーとしており、お子さん達が喜ぶツボを押さえています。
建物自体は、大人が満足できる工夫や趣向をふんだんに凝らしていながら、その一方で、家族連れで宿泊される方に配慮し、子供向けルームもしっかり設置。しかも、ただ設置すればいいというのではなく、細かな点まで考慮されているのが、HOPたる所以です。
札幌を本拠地とし、評判の高い高級注文住宅を多数手がけるハウジングオペレーションアーキテクツ(HOP)。
HOPは、天然素材・国産材を用いるこだわりや、独自の木材流通システムの確立、そして施主の評判の高い家づくりなどで、注目を集める建築事務所です。
日本のみならず、外国からもオファーが寄せられる評判の高さ。HOPの源となっている理念が、HOP石出和博会長の著書『美しい日本の邸宅』で紹介されています。