気品や風格、落ち着きをもたらす佇まい、そして喧騒をシャットアウトする静寂さをもつ高級ホテル。
高級ホテルの特性を、自宅のなかでも再現したいと願い、高級注文住宅を建てるオーナーもいます。
HOPはそうした要望に対して、どのように応えたのか。各事例をご覧ください。
オーナーご夫妻が2階、オーナーのお母様が1階に居住する2世帯の高級注文住宅。
設計プランの構想に1年以上の歳月を費やした、こだわりのRC構造の物件です。中庭部分にはルーバーを設け、ほどよく外部からの視線をシャットアウトしているのが特色。
オーナーのお母様が住まう1階部分は、本格的な和室や木の温もりが感じられるリビングなどを備えた住まい。
一方、オーナー夫妻が専有する2階は雰囲気が一転し、大理石の床や漆喰の内壁などをあしらい、リビング・ダイニング・キッチン、ベッドスペースを、さながらホテルの高級スイートのように構成しました。
気品ある高級ホテルのような雰囲気はもちろんのこと、どこか近未来的なスタイルを感じずにはいられない事例です。こうしたスタイリッシュなデザインのなかにも、木材の色がほどよく調和されているのがなんとも魅力的。
こちらの物件のコンセプトは、ずばり「エレガンス」。
実はこの高級注文住宅は、奥に行くに従い傾斜が高くなっていく高低差3mの傾斜地に建てています。
HOPはこの傾斜地を活かして、車寄せを兼ねるアプローチからエントランス、玄関、ホール、リビングまでの流れを曲線で構成。その途中にある中庭の景色が楽しめる演出を施しています。
室内は全体的に白を基調に構成。シャンデリアを備えた吹き抜けのリビングはもとより、バスルームやサニタリーも、高級ホテルのような質感にこだわって仕上げました。
シャンデリアが輝くリビングは、まるで映画の世界のよう。夜間のライトアップが、より一層、高級注文住宅の魅力を引き出しています。
ゆるやかな傾斜に広がった角地に建てた、高級注文住宅の事例。
HOPでは、傾斜など難しい条件の土地も長所に変えて、その家の魅力を最大限に引き出しています。
例えば、アプローチのコンクリート壁に角度をもたせアクセントとし、さらにスカイトップライトを角度によってハート型に見えるように設置するなど。
室内はブラウンとホワイトを基調にした内装で構成し、ホテルのような気品を漂わせながらも、家人を温かく迎える雰囲気を演出しました。
一方で、畳や木目の梁、障子をあしらった和室も備えており、和の趣をも楽しめる空間に仕上げています。
全体的に柔らかな曲線を用いて、高級注文住宅の優美な姿を表現しています。随所に散りばめられた緑がさし色になっている点にも、ご注目ください。
札幌を本拠地とし、評判の高い高級注文住宅を多数手がけるハウジングオペレーションアーキテクツ(HOP)。
HOPは、天然素材・国産材を用いるこだわりや、独自の木材流通システムの確立、そして施主の評判の高い家づくりなどで、注目を集める建築事務所です。
日本のみならず、外国からもオファーが寄せられる評判の高さ。HOPの源となっている理念が、HOP石出和博会長の著書『美しい日本の邸宅』で紹介されています。