麻布は高級注文住宅あり、各国の大使館ありとさまざまな顔を持つエリアです。そこで今回は、麻布が持つ魅力や気になる坪単価など、実際に高級注文住宅を建てた際の事例をご紹介します。
玄関アプローチの壁、リビングのテレビ台から洗面台の天板まで、特別に誂えた石材を配置し、素材の豊かな表情を感じられるインテリア。部屋ごとに、用途やイメージに合わせた異なるデザインが施され、細部にまで徹底したこだわりが表現された住まいです。
麻布に立ち並ぶ高級注文住宅は、優雅な雰囲気の邸宅だけではありません。デザイン性が高く、現代的な住宅も多く立ち並んでいます。自身や家族のこだわりを反映させられそうなエリアを絞って、施工計画を練っていきましょう。
この高級注文住宅を建てた
ハウジングオペレーションアーキテクツ(HOP)
について
江戸時代、麻布は南部家や伊達家の下屋敷が連なる「武家屋敷」の街でした。時代とともに明治維新が起こって都市が拡張されると、麻布には「大名の土地だった」といステータスがついたそう。
そこへ富裕層たちが集まり、高級住宅を建て始めたのが現在の麻布のルーツです。現在の麻布は、瀟洒な邸宅だけでなく各国の大使館やインターナショナルスクールが点在する国際色豊かな街に変貌しています。また、おしゃれなカフェやレストラン、輸入食品を扱う大型スーパーが軒を連ねているのも特徴。外国人の多い麻布であれば、個性的なお店巡りを楽しめます。
「セレブの街」というイメージの強い麻布ですが、麻布十番商店街のような活気あふれる商店街もあります。麻布十番商店街は、約300軒の店舗が立ち並ぶ商店街。洗練されたカフェや外国料理の専門店、日用品のショップなどお店のジャンルもさまざまです。日本人だけでなく外国人も入り乱れ、国籍を超えた活気を味わえるでしょう。
特に毎年8月の「麻布十番納涼祭り」は、地元住民のみならず多くの観光客も訪れる目玉イベントです。
麻布の坪単価は、平成31年時点で731万7591円※1です。近隣エリアで、同じく高級住宅街として知られている六本木は972万7272円※2、赤坂は1145万6048円※3という結果に。これらの坪単価と比べると、やや控えめな価格です。
※1参照元:土地代データ(2019年:公示地価平均)(https://tochidai.info/area/azabu/)
※2参照元:土地代データ(2019年:公示地価平均)(https://tochidai.info/area/roppongi/)
※3参照元:土地代データ(2019年:公示地価平均)(https://tochidai.info/area/akasaka/)
麻布十番商店街では各種日用品をそろえられるほか、食事も楽しめます。加えて、「ナショナル麻布」では各国からの輸入食材が販売されており、他では手に入らない珍しい食材をそろえられるのが魅力。料理好きな方にはたまらないポイントだといえます。
麻布には飲食店や商店だけでなく、自然豊かなエリアもあります。「有栖川記念公園」は、池や渓流などの自然を身近に感じられる公園。散策が楽しめるほか、きちんと整備された遊具もあるので子連れファミリーにも嬉しいスポットです。
徒歩で六本木や表参道、赤坂などのエリアへ向かえるのが強みです。出勤や買い物のほか、休日のお出かけにも不自由しないエリアだといえるでしょう。麻布十番駅には東京メトロ南北線と都営大江戸線の2路線が乗り入れているのもポイント。目黒駅や品川駅、新宿駅など都内の主要駅へのアクセスも簡単なので非常に便利です。
麻布エリアは大使館が多いエリアとして知られていますが、その数40以上。そのため、警官によるパトロールが頻繁に行われており、それだけ治安レベルは高いエリアです。しかし、繁華街ほどではなくとも深夜営業のバーや飲食店があり、夜間時には騒がしさを感じる瞬間もあるようです。特に駅や飲食店周辺は夜になるにつれお酒を飲まれた方も多くなるので、塾や学校で帰りが遅くなりがちな子どもの帰宅ルートには注意が必要です。
また、高級住宅街ということもあり、富裕層を狙った空き巣やひったくりなどの犯罪も報告されています。パトロールしているからと安心せずに、自宅のセキュリティ対策も含め個人の防犯対策を行うと良いでしょう。
ただし、治安について過度に不安になる必要もありません。各所に街灯があるため夜間でも暗くなる場所はそれほど多くなく、コンビニエンスストアなども点在しています。また、早朝営業しているお店も多くみられ、人通り自体は時間を問わず多いエリアとなっています。
教育環境は非常に良好と言えるエリアです。麻布エリアの商店街には公園もあり、子どもをのびのびと育てたい人には適したエリアだと言えるでしょう。子育て支援サービスも充実しています。小さな子どもと一緒に遊べる広場の利用や乳幼児の一時預かりサービスを行っている港区子育てひろば「あっぴぃ麻布」などが代表的です。
また、麻布エリアはインターナショナルスクールや外国から移住される方も多いエリアでもあります。そのため、小さい頃からレベルの高い国際教育を行いたいと希望している人にとってはおすすめのエリアとなっています。さらに、名門校・有名校も多いので、麻布エリアの教育レベルは非常に高いと言えるでしょう。若葉幼稚園、慶応幼稚舎、区立麻布小や六本木中学校はもちろんのこと、周辺には慶應義塾大学のキャンパスもあり、年代に関わらずハイレベルな教育が受けられます。
麻布エリアにはなんと言っても「麻布十番商店街」があるので、ショッピングで困ることはまずないと言っていいでしょう。
麻布十番商店街には、ダイエー麻布十番店や、成城石井 麻布十番店といったスーパーをはじめ、さまざまな店舗があるので非常に便利。コンビニ、惣菜、精肉、青果、和菓子、洋菓子などの食材やグルメのほかにも、カフェ、ファッション雑貨、洋服、生活雑貨といった店も充実しているので、日常のあらゆる買い物がここだけで楽しめるでしょう。
ほかにも、塾や銀行、病院、理・美容室、鍼灸院、フィットネスなどの店舗も豊富にあるので、それらのついでにショッピングを楽しむこともできます。
国際的な教育のできる場所であり、英語の教育も充実しているので、子どもの教育環境としては理想的だと思います。また、学校もさまざまなタイプがあり、進路の選択肢が豊富なのも大きな魅力です。子どもと遊べる公園がそれほど多くないのが弱点でしょうか。
高級住宅街のおしゃれな雰囲気と下町の良さが両立した、二面性の魅力を持つ街だと言えるでしょう。周辺には変わったものを販売しているスーパーもあるので、買い物も楽しめます。さらに、車での移動がしやすいので総じて住みやすい街という印象です。
麻布エリアは青山・赤坂と並んで「3A」と呼ばれる港区の3大高級住宅街に数えられるだけあり、高級住宅街としてのブランドとしての地位を確立しているエリアです。しかしその一方、少し離れると下町風情が魅力的な東麻布や300軒以上のお店が連なる麻布十番があるなど、下町的な一面も持ち合わせているのが特徴です。「成城石井」「LINCOS」「ピーコック」「明治屋」など多くのスーパーが点在しているため、買い物に困ることはないでしょう。
札幌を本拠地とし、評判の高い高級注文住宅を多数手がけるハウジングオペレーションアーキテクツ(HOP)。
HOPは、天然素材・国産材を用いるこだわりや、独自の木材流通システムの確立、そして施主の評判の高い家づくりなどで、注目を集める建築事務所です。
日本のみならず、外国からもオファーが寄せられる評判の高さ。HOPの源となっている理念が、HOP石出和博会長の著書『美しい日本の邸宅』で紹介されています。