兵庫県は近畿地方のなかでも、広大な面積を持つ土地。日本海・瀬戸内海の2つの海が接しているのが特徴です。日本の縮図とも言われており、独自の経済・文化を発達させてきた経緯があります。兵庫県の特徴や魅力、坪単価、高級注文住宅の施工事例についてまとめてみました。
直線と曲線の絶妙な使い分けが美しい高級注文住宅ですが、全体的に使用されている色にも注目。白をベースに黒と木材の色をさし色にすることで、統一感を演出しています。
この高級注文住宅を建てた
ハウジングオペレーションアーキテクツ(HOP)
について
兵庫県はアジアの玄関口としても知られている県です。国内にある大都市と高速道路・鉄道・航空を通して結ばれています。兵庫県を含む、関西地方は「もう一つの日本」として機能している側面もあるのだそう。東京を中心とした関東とは趣が異なる文化・経済を築いていると言われています。兵庫県は町並みにも特徴があり大都市をはじめ、農山村、離島とさまざまな地域が集まって構成。県域自体が広く、瀬戸内海側、日本海側、山間部と3つに分けられます。
兵庫県の平均単価は45万円※1です。坪単価が1番高い地域は芦屋市で108万円※2となっています。次いで坪単価が高いのが神戸市で96万円※3です。高級住宅街として知られるのが芦屋市の六麓荘町(ろくろくそうちょう)で、平均坪単価は68万円※4となっています。
六麓荘町は「本物のお金持ちしか住めない」と言われているほどの高級住宅街。町には信号や電信柱、道路標識、横断歩道がなく景観を崩さない街づくりがされています。施主の想いが詰まった家々が200軒強建ち並び、初めて訪れる人はその町並みに圧倒されるほど。六麓荘町には六麓荘町地区建築協定と呼ばれる協定があります。家を建てる際は、協定に則って建てる必要があるので注意しましょう。
※1 2016年時点/参照元:土地代データ(https://tochidai.info/hyogo/)
※2 2018年時点/参照元:土地代データ(https://tochidai.info/hyogo/ashiya/)
※3 2018年時点/参照元:土地代データ(https://tochidai.info/hyogo/kobe/)
※4 2018年時点/参照元:土地代データ(https://tochidai.info/area/rokurokusocho/)
兵庫県は山間部・瀬戸内海・日本海と3つの地域に分けることができ、気候風土がそれぞれ異なります。その特徴を生かし、夏は海水浴、冬はスキーに温泉などを楽しめるのでレジャーに困りません。また、伝統文化が受け継がれており、淡路人形浄玻璃や宝塚歌劇団、けんか祭りなど祭り・芸能に触れる機会が多いのも魅力です。
兵庫県はアクセスの良さも魅力の1つと言えます。新幹線や高速道路、港、空港など交通機関が整っているため日本各地はもちろん、世界の主要都市へのアクセスにも便利です。
兵庫県を含めた関西地方は東京が首都になる1868年頃まで1000年以上に渡り、日本の中心地として栄えていました。そのため、多くの神社や仏閣、史跡が残されており、国宝・重要文化財も多く有しています。年齢を重ねてもゆったりと回れる土地だと言えるでしょう。
神戸は海と山が近く、多くの観光スポットや美味しい食べ物が多く存在するエリアです。博物館や美術館、動物園や水族館など多くの施設だけでなく、自然に目を向ければ六甲山や有馬温泉などの有名観光地が点在しているのが特徴です。
特に「摩耶山」や「六甲ガーデンテラス」は夜景がきれいと評判で、人気のデートスポットとして知られています。海側の「神戸ハーバーランド」では個性的なモニュメントとポートタワーを背景に、おしゃれな写真が撮れるスポットとして評判です。日本三大チャイナタウンの一つに数えられる南京町では、おいしい食べ物を堪能することができるでしょう。他にも相楽園や布引の滝、神戸布引ハーブ園といった自然も多いため、のんびりと過ごすことができます。
神戸市は兵庫県の南東部に位置し、西区、垂水区、東灘区、北区、須磨区、中央区、灘区、兵庫区、長田区9つの区で構成されています。なかでも治安が良いとされているのは灘区と東灘区で、この2つは半径2km以内に、ダイエー、トーホー、みやまえ、コープ、マルナカ、パルヤマトなどのスーパーが点在し買い物に便利なだけでなく、飲食店も多いので食事に困ることはないでしょう。また教育熱心な家庭が多く、中学受験が多いのが特徴です。また、西区や北区も交通の便はよくありませんが、緑が多いため自然に囲まれながら過ごすことができるでしょう。
逆に治安があまり良くないとされているのは、長田区、兵庫区、須磨区です。ソープ街やパチンコ店があるため、気になる人は避けた方が良さそうです。
兵庫で人気の高級住宅エリアをご紹介します。
兵庫県芦屋市は、その趣ある美しい街並みを守るために、全国屈指の都市景観条例を施行していることでもよく知られています。地域に残る洋館や邸宅などの街並みは「阪神間モダニズム」と呼ばれ、親しまれています。一方、シーサイドエリアでは、「芦屋浜」などの埋め立て開発が進められ、「芦屋浜シーサイドタウン」といった独自の建築デザインで有名な建物もあります。穏やかな自然も魅力のひとつで、中心部を流れる芦屋川は、桜の名所としても知られています。
「六甲の麓に東洋一の別荘地を」というモットーから、大阪の財界人が別荘地をかまえる街としてスタートした六麓荘は、関西屈指の高級住宅街として有名です。新築や増改築の際は町内会への承認と許可が必要とされるなど、美しい景観と住環境を残すために住民自らが厳しい協定を設置していることでもよく知られています。西洋風やモダン、日本家屋風など、様々な大豪邸が立ち並び、そこでは大手企業の創業者やオーナーといった富裕層の人々が多く暮らしています。
ご存知、「宝塚歌劇団」の本拠地があることでも知られる兵庫県宝塚市は、オレンジの屋根にベージュの壁のデザインをシンボルにした街並みが印象的です。宝塚駅周辺には、まるでヨーロッパにいるかのような、華やかで活発な雰囲気の街並みが広がっています。一方、郊外には、「御殿山」や「武庫山」をはじめとした、ベッドタウンとして人気を集める住宅街も多くあります。豊かな自然環境や交通の利便性もあいまって、ファミリー層に人気のエリアです。
西宮は芦屋と並んで関西圏でも有数の高級住宅地として知られているエリア。大正時代から開発が行われている地域で、有名なスポットとして甲子園球場や西宮戎神社などが有名です。沿線には多くの著名人も進んでおり邸宅が立ち並んでいる住宅地が広がっています。西宮市で「文教住宅都市」というコンセプトが掲げられており、 歴史あるスポットやまた資料館なども多く見られます。
高級住宅地の中でも山手側にあるエリアが苦楽園です。閑静な住宅地が広がっているエリアで、海抜200m前後の位置から美しい景観を楽しむことができるのが特徴です。六甲山の美しい自然を背景にモダンで高級な街並みが広がっています。駅から少し離れると商業施設も少なく静かな生活ができるでしょう。全体として地価が高くなっているエリアで人気の高さが分かります。温泉地として開発もされてきましたが、今では自然が豊かな開放感ある住宅地として知られています。
芦屋市の中でもひと際ハイクラスな高級住宅地とされる奥池。建設や増改築の際には許可が求められる豪邸条例もあり、豪邸と呼ばれる邸宅が並びます。美しい景観や高級住宅地としてのブランドを守り、モダンで美しい街並みが見られることが魅力のひとつ。奥池のほとりには「奥池あそびの広場」がありバーベキューやグランドゴルフを楽しむことができます。著名人も別荘を建てている地域で、住宅地でありながら避暑地のような雰囲気のあるエリアです。
札幌を本拠地とし、評判の高い高級注文住宅を多数手がけるハウジングオペレーションアーキテクツ(HOP)。
HOPは、天然素材・国産材を用いるこだわりや、独自の木材流通システムの確立、そして施主の評判の高い家づくりなどで、注目を集める建築事務所です。
日本のみならず、外国からもオファーが寄せられる評判の高さ。HOPの源となっている理念が、HOP石出和博会長の著書『美しい日本の邸宅』で紹介されています。