「柿の木坂通り」、「目黒通り」、「環七通り」の3本の通りによって区切られた住宅街が柿の木坂です。現在の柿の木坂は緩やかな傾斜のため、坂とつく地名の中では勾配が少ないイメージもあるかもしれません。目黒区内の中でも比較的住みやすい坪単価で、落ち着いた雰囲気が魅力の高級住宅地、柿の木坂。ここでは、柿の木坂の魅力や特徴、坪単価、高級住宅の施工事例を紹介します。
この高級注文住宅を建てた
ハウジングオペレーションアーキテクツ(HOP)
について
柿の木坂は、毎年坪単価が上昇傾向にある目黒エリアにあります。範囲としては柿の木坂1丁目~3丁目までとあまり大きくないものの、人口は比較的多めなのが特徴です。
人口は2019年4月1日時点で9,438人、世帯数は4,856世帯となっています。高級住宅地として人気の理由には、品質重視のお店が立ち並ぶこと、思考力を鍛えることに力を入れた教育を行い、東京大学合格者を輩出している東京都立桜修館中等教育学校、活力のある生徒が多数通う東京学芸大学付属高校などの名門があることなどが挙げられます。
東京のメインエリアへ行くには、苦労することはありませんが、電車や地下鉄の駅が柿の木坂にはないのが難点。その代わりに東急バスが柿の木坂全域を走っています。
柿の木坂エリアの坪単価は、2020年時点のデータでは272万7,272 円/坪となっています。前年度より3%上昇しています。柿の木坂は1丁目から3丁目までありますが、目黒区エリアの坪単価を調べると一番高い柿の木坂2丁目付近のものしか出てきません。地価ランキングでは44位と、手が出ないほど高額ではないため、注文住宅を建てる際は土地の手に入れやすさも魅力になるでしょう。
目黒区で有名な自由が丘は1752万0,661円/坪、上目黒で1358万6,776 円/坪、下目黒で1322万3,140 円/坪。どのエリアも年々上昇傾向にあり、坪単価300万円を超える地域も少なくありません。目黒区エリア全域の坪単価から比べると、狙い目の高級住宅地エリアであると言えそうです。
※参照元:土地価格相場が分かる土地代データ(https://tochidai.info/tokyo/meguro/)
柿の木坂はもともと環七通りから都立大学駅の間にある傾斜の激しい坂でした。そのため、昔暮らしていた商人らには、食材や荷物を運ぶ際の「難所」としても名高い場所だったそうです。名前の由来もたくさんあり、地名通りに柿の木が自生していた説、商人が柿を運ぶ際に荷台から柿が転がってしまうことから「柿抜き」と呼ばれていた説、人気が少なく暗かったため人が「駆け抜け」る坂だった説、柿の実がなっているのが見える坂だった説などがあるようです。本当のところの由来はわかっていないようですが、昭和7年(1932年)から「柿ノ木坂」の町名が付き、高級住宅地として栄えていきました。
昔は人が駆け抜けるほど怖いと考えられていた柿の木坂ですが、現在では警察の見回りの行き届き、治安の良さが評判の街になっています。住んでいる人の口コミを見てみると、不審者情報を見たことがない、教育レベルが高く住みやすい、住みやすい環境であると感じている人が多いようです。
大きなショッピングモールや商店街などはありませんが、柿の木坂に暮らす住民からは「価格は高くても質のいいものが欲しい」という人にピッタリのお店が多いという声もあり、こだわりの強い商店、飲食店が多いことがうかがえます。
柿の木坂は高級住宅街ということもあり比較的治安は悪くありません。駅の近くにはすぐ交番があって昼夜問わず警察官が見回っているので、学生の一人暮らしやお子様がいる家庭も安心して生活できます。駅周辺は賑やかですが夜になり住宅街へ向かう際、人通りも少なく街灯がない所だと暗いので女性の一人歩きにはなるべく気を付けましょう。
また、政治家や有名人も多く住んでいると噂の高級住宅街なので、空き巣から大切な住まいを守るためにもセキュリティ面は十分に防犯対策を徹底しましょう。
閑静な住宅街が広がっており近くには何件か公園もあるので、自然と触れ合うこともできてゆったりと子育てをするには適切な立地だといえます。柿の木坂周辺には保育園や幼稚園も徒歩圏内にいくつか存在しており、目黒区立八雲小学校・八雲学園中学校・高等学校など地区に分かれて学習環境が整っています。公共機関も充実しているので学校や習い事へも通いやすいのもポイントです。
駅周辺には郵便局や保健センターなど、さまざまな施設があってとても生活しやすい環境にあります。国立病院機構東京医療センターという大きな医療施設もあるので、万が一の場合でもすぐに対応できるのもいいですね。
駅北口を出ると目の前にすぐ深夜1時まで営業している東急ストアがあります。コンビニも徒歩圏内にたくさんあって、24時間営業のお肉屋さんや100円ショップなど、生活するに困ることはないでしょう。都立大学駅付近は飲食店が多数あり、自由が丘にもアクセスしやすくてとても便利です。東横線沿いだと気品のある人が多いイメージで雰囲気も落ち着いており居心地が良いと評判。
周辺にはイタリアン・フレンチ・中華・ラーメン屋・居酒屋と美味しい飲食店が軒を連ねています。どのお店もレビューサイトで高評価らしいので食べ歩きが楽しくなりそうですね。最近ではパン屋さんが増えてきておりケーキ屋や和菓子屋もそろっているので、ちょっとした手土産などにもオススメ。
都立大学駅から近くて東急東横線でどこにでもアクセスできて困りません。しかし、坂道があるので買い物帰りなど、荷物を持って歩くには少し大変ですね。周りにはイオンスタイルやオオゼキといった大型スーパーがあり、生活するにあたって便利で助かりました。ただ、環七沿いの立地だったため排気ガスや煤塵で窓ガラスとサッシが真っ黒になったり、夜中にトラックがたくさん通ったりするので騒音や振動がすごくて慣れるまでに時間がかかったのが悪い点ですかね。
インターネットで順番待ちを予約できて評判の良い小児科が近所にあるのでとても助かっています。子どもを連れたまま長い時間待たなくていいので快適です。日曜日も診療している小児科がお隣の自由が丘にあって移動もそこまで大変ではないし、タクシーで10分程の所には東京医療センターという大きい病院もあるので、子どもを育てるうえで医療面が充実していて安心できます。
落ち着いた雰囲気で暮らしやすい柿の木坂エリア。隠れ家的なお店が多いため、のんびりとした散歩を楽しめることでしょう。坂はありますが傾斜が緩く、都立大学駅の周辺には東京都立桜修館中等教育学校、目黒区立八雲小学校、トキワ松学園、八雲学園中学校・高等学校などの学校があり、近隣には進学塾も点在。教育環境が揃っていると言えます。また国立病院機構東京医療センターがあるため、何かあった時も安心です。交通の便も良いため、通学や通勤、買い物に困ることはないでしょう。
札幌を本拠地とし、評判の高い高級注文住宅を多数手がけるハウジングオペレーションアーキテクツ(HOP)。
HOPは、天然素材・国産材を用いるこだわりや、独自の木材流通システムの確立、そして施主の評判の高い家づくりなどで、注目を集める建築事務所です。
日本のみならず、外国からもオファーが寄せられる評判の高さ。HOPの源となっている理念が、HOP石出和博会長の著書『美しい日本の邸宅』で紹介されています。