関西の有名高級住宅街として知られる、兵庫県芦屋市。大手不動産メーカーが主催する「住みたい街ランキング」では、常に関西圏の上位にランクイン※するなど、憧れの住宅地として人気を集めています。また全国屈指の厳しい都市景観条例が施行されており、「六麓荘町」をはじめ、美しい景観や素晴らしい住環境でも有名。そんな芦屋エリアの特徴や魅力、坪単価、また住宅の施工事例をまとめてみました。
※2020年版/参照元:不動産・住宅サイト SUUMO(https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/sumai_nyumon/data/sumimachi2020kansai_jichitai/)
この高級注文住宅を建てた
ハウジングオペレーションアーキテクツ(HOP)について
関西圏の有名高級住宅地として知られる芦屋市。面積は約18㎢、人口は9万5000人ほど(2017年4月1日時点)です。隣接する周辺地域には、西宮市や東灘区など、同じく人気のエリアが集まっています。
そんな芦屋市の特徴は、なんと言っても、素晴らしい都市景観が保たれていること。地域に残る洋館や邸宅は「当時の高い文化性を現代に残している」とも言われ、「阪神間モダニズム」と呼ばれ親しまれています。そんな美しい景観と住環境を守るため、住民が独自の基準を定めていることで有名な高級住宅街「六麓荘町」も芦屋市にある街。「六麓荘町」に新たに住宅や別荘を建てる際に求められる基準や手続きを定めた「六麓荘町建築協定」には、「一区画が400㎡以上、戸建てのみ」というルールもあるそうです。ちなみに「六麓荘町」は高額納税者が多く住む地域としても知られ、町内会費は数十万円にものぼるという情報もあるとか。
面積としてはコンパクトとも言える芦屋市は、なんとその9割以上が住宅地。地方行政に目を向けてみれば、美しい景観を守るために日本でも最も厳しいレベルの都市景観条例を施行しており、市はその美しい景観を「国際文化住宅都市」として押し出そうとしているほど。屋外の広告物のサイズや色合いを厳しく規制する「芦屋市屋外広告物条例」も、そういった市政を象徴する取り組みのひとつと言えるでしょう。風営業に対しても厳しい規制をしており、パチンコ店、風俗店などは営業が禁じられているうえ、ゲームセンターなどもあまり見受けられません。市民の努力があり、それと合致した厳しい地方行政が進められていることで、芦屋は関西屈指の憧れの住宅地になっているのです。
気になる芦屋の坪単価ですが、2019年時点のデータでは113万1630円/坪とのこと。全国の坪単価の順位としては36位にランクインしています。変動率としては、前年比+3.06%で上昇。最も高価格である「芦屋駅」エリアでは、坪単価の平均が142万7197円。変動率としては、前年比+4.83%で上昇しています。また、芦屋市で最も高価格である地点は芦屋市船戸町5-24で、価格は66万0000円/m2となっています。
ただし、芦屋市と同じ沿線にある地域との比較では、芦屋市はJR東海道本線の沿線における平均地価、46万6074円/㎡を下回っており、阪神神戸本線、阪神本線沿線の平均地下と比較した場合でも下回っているようです。
※参照元:土地価格相場が分かる土地代データ(https://tochidai.info/hyogo/ashiya/)
美しい都市景観や閑静な住環境がよく知られる芦屋市の魅力ですが、「モンテメール」をはじめ、駅周辺には商業施設も充実しており、ショッピングも楽しむことができます。駅周辺では住宅地やマンションの開発も進んでいます。また、穏やかに流れる芦屋川など、芦屋の自然も隠れた魅力のひとつです。芦屋川は桜の名所としても人気なスポットのようです。
その他、芦屋市ではシーサイドの埋め立て開発が進んでおり、「芦屋浜」の埋め立て地にある「芦屋浜シーサイドタウン」は、その独自の建築デザインでよく知られています。商業施設やマリーナといった施設をはじめ、高級住宅地やマンションも分譲されているなど、マリンリゾートを感じさせるエリアになっており、訪れる人の憧れをかきたてています。
芦屋は時間の流れをゆったりと感じられる街で、落ち着いた住民が多いとされている地域。町全体的に路上ゴミが少なく、各住民が努めてそうしているというより、芦屋に住まう人々は自然と周囲に気を配れる余裕を持っているという様子です。百貨店のようなお店も多く、人通りや人目もあり、治安も良いとされています。
日本でも有名な高級住宅地として知られる地域であるため、警察官が日常的に市内をパトロールしており、防犯に対する意識が高いことも特徴の一つ。夜遅くでも住宅街まで見回りに来てくれるため安心できるでしょう。また行政や民間企業、個人により防犯カメラが設置されており、エリア全体で治安を良くする仕組みが整えられています。
芦屋市内全域が景観地区と制定されているため、街づくりや景観について厳しい条例も。遊興施設にも制限があり、治安を悪化させかねない施設やスポットが発生しにくいこと、景観整備のため派手な看板が並ばないことも犯罪抑止につながっているようです。
幼稚園から高校まで揃っているだけでなく、芦屋学園や甲南高校、甲南中学など有名な学校があるため、文教地区としても評価されている芦屋。高等教育機関として神戸大学や大阪大学など有名国立大学のある地域へのアクセスも優れていることから、教育や子どもの成長に対する意識も高いようです。よりハイレベルな教育を受けさせるために、塾や予備校、家庭教師といった勉強のサポート期間も充実。中学受験をする家庭が多い傾向もあります。市の条例により、映画館やゲームセンターといった娯楽施設をつくることが禁止されているため、教育に力を入れたい方には適した環境でしょう。
また芦屋市では子育て支援策も積極的に実施されており、子どもや親のための様々な取り組みが行われています。自然に触れられる公園も多く、家族そろって四季折々の光景を楽しめるため、日常的な情操教育にもぴったりでしょう。
「大丸芦屋店」「芦屋ラポルテ」「モンテメール」、阪急芦屋川駅や阪神芦屋駅もスーパーや商店街があるため、買い物だけでなく銀行や病院などに困ることはないでしょう。またグルメも豊富で北側は少しお高めの名店が、南側はカジュアルなレストランが点在しています。グルメが好きな人にはたまらないエリアとなっています。
景観条例が制定されているため派手な商業施設は生まれにくい土地ではありますが、スーパーマーケットやベーカリーは市内に点在しているため、日用品の買い物に不便を感じることは少ないでしょう。おしゃれな飲食店や個人営業のカフェ、レストラン、雑貨屋があるので、休日に自分好みのお店を探して歩く楽しみ方もあります。
大阪や神戸の両方へのアクセスが抜群に良く、車が要らないくらいです。また、伊丹空港、関西空港、新大阪へのアクセスがいい。
引用元:スマイティ(https://sumaity.com/town/hyogo/ashiya/ashiya-eki/review/)
飲食店も充実しており、パン屋なども多く、休日も過ごしやすい。 また、ご近所さんもファミリーから高齢の方とそこまで騒がしくなくてよい。
引用元:スマイティ(https://sumaity.com/town/hyogo/ashiya/ashiya-eki/review/)
駅前にスーパー、パン店、書店、洋菓子店、クリニック、カフェなど多数あり。仕事後の買い物にはとても便利。
徒歩数分で洋菓子店アンリ・シャルパンティエの本店があります。飲み屋も多く、帰りに一杯飲むこともできます。
引用元:マンションレビュー(https://www.mansion-review.jp/station/3500120/review.html)
付近にスーパーやパン屋、喫茶店、本屋など小中規模のお店が細々あります。直通特急や快速急行も停車するため電車の本数が多く、大阪方面にも神戸方面にも行きやすくて便利です。芦屋川の上にある橋上駅となっており六甲山も見えるため、駅の景観が素晴らしいです。
引用元:マンションレビュー(https://www.mansion-review.jp/station/3500120/review.html)
梅田にも三宮にもアクセスが良く、20分前後で行ける。近鉄(近畿日本鉄道)直通の電車もあり、難波(近鉄)や京セラドームのあるドーム前駅にも一本で行けるので非常に便利。特急や快速急行もとまる。市役所や税務署が近い。周囲の治安も良く、夜道も怖いと思うような道はあまりない。
引用元:マンションレビュー(https://www.mansion-review.jp/station/3500120/review.html)
芦屋エリアは景観や環境、地域性を守るための厳しいルールがあり、住民たちが自主的にルールを守って街づくりをしていることによって美しい景観を保っている地域です。そのため治安が良く、子育てがしやすい環境となっています。また自然も多く、瀬戸内の海や六甲山の山々、芦屋川などの自然を楽しむことができるのも魅力の一つと言えるでしょう。交通の便がよく、通勤通学はもちろん空港を利用するような出張が多いビジネスマンにも利便性が高いのも特徴です。
札幌を本拠地とし、評判の高い高級注文住宅を多数手がけるハウジングオペレーションアーキテクツ(HOP)。
HOPは、天然素材・国産材を用いるこだわりや、独自の木材流通システムの確立、そして施主の評判の高い家づくりなどで、注目を集める建築事務所です。
日本のみならず、外国からもオファーが寄せられる評判の高さ。HOPの源となっている理念が、HOP石出和博会長の著書『美しい日本の邸宅』で紹介されています。