玄関はその建物の“顔”です。
オーナーはどのような希望やこだわりを持ち、HOPの建築家はどのように応えたのか。玄関が美しい高級注文住宅の事例を、いくつか見ていきましょう。
オーナーさまのご要望は、「訪れる人を快く迎え入れる懐の深さのある家」というもの。
その回答としてHOPは、外部エントランスから玄関内部を事例写真の通りに仕上げました。
玄関に足を踏み入れると、白壁を基調としながら木目を活かした格子戸や建具、階段などが、やわらかな雰囲気でゲストを包み込みます。
そこには「訪れる人を大らかに受け入れ、楽しませ、新たな人間関係を広げていく」という思いを込めました。
近代的でスタイリッシュな外観でありながら、無機質になることなく、訪れる方をまるで腕を広げて迎え入れるような形状のエントランスが印象的です。
モダンスタイルに「和」の要素をセンスよく融合させた高級注文住宅です。
オーナーさまがこだわったのは「心から寛ぐことのできる住まい」。
玄関アプローチにも、自然の木目を活かした格子とドア、そして通路脇には石庭を彷彿させる白い小石を敷き詰めました。
玄関ドアをまたげば、ここでも木目の格子戸と建具、床板などが木のぬくもりを感じさせてくれます。
大自然に近い立地の中で、木に包まれているかのような感覚を家の中でも実現しているのが秀逸ですね。すっきりとした玄関アプローチは、心がホッとする場所になっています。
ニセコのパウダースノーと、日本の文化をこよなく愛する外国人のオーナーさまより依頼をいただいた高級注文住宅です。
青い空に映える鮮やかな色味の外観も印象的ですが、さらに驚くのは玄関に入ってから。
エントランスホールは開放感のある吹き抜けとなっており、床には国産天然石を敷き、飾り柱や梁、格子となった階段の手すり、円窓などの和のテイストをふんだんに盛り込みました。
「せっかく日本に居を構えるのだから、和の要素をたくさん取り入れたい」というのがオーナーさまの要望。
玄関はもちろんのこと、本格的な茶庭や和紙を貼った障子、和陶器の洗面器などとことんこだわって仕上げています。
オーナーは、HOPであれば外国人の感性にも響く和テイストを取り入れた本物の住まいを実現できると確信し、一生の住まいづくりをHOPに託したとのこと。見事、和と洋のフュージョンを心地よく表現した住宅に仕上がりました。
札幌を本拠地とし、評判の高い高級注文住宅を多数手がけるハウジングオペレーションアーキテクツ(HOP)。
HOPは、天然素材・国産材を用いるこだわりや、独自の木材流通システムの確立、そして施主の評判の高い家づくりなどで、注目を集める建築事務所です。
日本のみならず、外国からもオファーが寄せられる評判の高さ。HOPの源となっている理念が、HOP石出和博会長の著書『美しい日本の邸宅』で紹介されています。